糖尿病
糖尿病は、血液中を流れるブドウ糖(血糖)の量が増えすぎ高血糖の状態が続いてしまう病気で、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが十分に働かなくなっています。高血糖の状態を放置していると全身の血管を傷つけ、重大な合併症(腎症、網膜症、神経症など)を引き起こし、また動脈硬化の進行を早め、脳梗塞や心筋梗塞になるリスクを高めてしまいます。さらに、近年では認知症になるリスクを高めることも明らかにされています。これらの病気を予防することは重要であり、そのため糖尿病の検査や治療を継続していく必要があります。
多くの糖尿病は、過食や運動不足などの生活習慣から引き起こされるので、治療は「食事療法」と「運動療法」が基本です。それでも不十分な方は「薬物療法」になります。空腹時血糖値126 mg/dL以上、HbA1c 6.5 %以上の方は糖尿病の可能性が高くなるので、健康診断などで異常を指摘された方はお気軽にご相談下さい。