マスク頭痛
新型コロナウイルスがなかなか収束しない状況において、ストレスを抱えている人がほとんどだと思います。当然ストレスが溜まれば頭も痛くなるわけですが、その中でもマスクの影響で頭が痛くなってしまう「マスク頭痛」が増えているとされています。そもそも日本人の4人に1人は頭痛持ちとされていますが、その多くは片頭痛と緊張型頭痛です。
片頭痛はズキズキと脈打つ頭痛が出現しますが、その痛みは脳の血管が拡張した時に出現するとされ、二酸化炭素は脳血管の拡張因子です。マスクをしていると吐き出した二酸化酸素を再び吸い込んでしまうため、二酸化酸素濃度が上昇し、片頭痛が出現しやすくなります。一方で、緊張型頭痛は頭頚部の筋肉のこりやストレスが原因となり、頭全体が締め付けられるような頭痛です。マスクをすると耳掛けが両耳に固定され、こめかみや首の筋肉に負荷がかかります。その結果、頭頚部の筋肉がこってしまい、緊張型頭痛を起こしてしまいます。
浜松市内を車で走っていると、一人で運転しているのにしっかりとマスクをしている方を多く見かけます。そんな私もその一人だったりします。多くの方は既に習慣化されマスクをしていると思いますが、ソーシャルディスタンスの取れる状況であれば適度にマスクを外して新鮮な空気を吸うのが良いのでしょうね。